ロックンロールはサブカルチャーの夢を見るか

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90年代後半、あの頃の空気[その2]

先ほどはアニメに関して僕の考えを書いていたが、今回は特撮、音楽について僕の考えを書いていきたい。

まずは特撮、こちらに関してはセットや怪物の造形などは80年代や90年代初頭のほうがグロテスクなもの、全体的に彩度が落ちているものなどが多い印象がある。

特に【真・仮面ライダー序章】、【仮面ライダーZO】、【ゼイラム】、【未来忍者 慶雲機忍外伝】などは怪人、怪物の造形や殺陣シーンは放送できないものもあるかもしれない。

90年代全体にかけて特撮はもしかしたら特別な暗い空気があったのかもしれない。リアルな描写と浮世離れした世界観を融合した作品、自分の中ではこの90年代こそ特撮の良いところがちりばめられていると思っている。

90年代後半はどのような特撮があったか、【ウルトラマンティガ】、【平成ガメラシリーズ】、【タオの月】などがあった。

 

ゴジラのVSシリーズが終わり特撮が少し下降ぎみになっていた時代でもあるのでなかなか良質な作品というものがでてこなかった。その中でもウルトラマンシリーズの復活、平成ガメラシリーズのリアリズムなどが脚光を浴びることとなった。

ウルトラマンティガから続くダイナ、ガイアなのだがこちらは子供向けに作られていると言われている一方クトゥルフネタ、監督に実相寺 昭雄さんを起用したり、小中 千昭さんを脚本として採用したりしている。

平成ガメラシリーズはSF作品、伝奇作品の視点から見てもとても良くできており、特撮技術は今でも語り草となったりもしている。

そして世紀末にでたガメラ3はとてもじゃないが子供をターゲットにしているとは言えないほどの内容である。

そしてこの後始まる平成仮面ライダーシリーズはクウガを始めとしリアル路線になることで明るい内容とはかけ離れたものが出来上がっていくのだ。

 

次に音楽だが、こちらは大いに自分の主観が入ってしまう。まぁ元々僕が90年代後半は暗いと感じていることをこうして書き連ねてるだけなので許してほしい。

なぜ音楽シーンが暗いと感じるか、それはhideの死、90年代US、UKロックの空気感によるものが大きい。

世間的にはモーニング娘。がでてきたりアムラーが流行ったりなどしていたがロック好きやメタル好きにとっては暗い時代となっているのだ。

USロックではカートコバーンの死、グランジの終わりを受け、UKロックではradioheadがでてきてブリットポップの終わりが来る。。。という状態だった。

そして日本ではhideが死にロックそのものの衰退が肌で感じ取れてしまった。それゆえあの時代を思いだすと暗くなってしまう。

 

やはりこの時代のほうが僕はまだ明るく、それぞれに希望があるのではと思ってしまう。でもそれでも戻りたいとどこかで思っている僕もいることを忘れない。

 

90年代後半、あの頃の空気[その1]

僕は最近になってよく思うことがある。

20代後半らしき人たちが電車の中で、ネットでよく「あの頃に戻りたい」「90年代のあの輝かしいころに戻りたい」「あのころはみんな楽しそうだった」

そんな発言しているのだ。

わからないでもないし、実際僕自身も戻りたいと思ったことはある。

しかしそれは外側の空気であることに気付いてほしい。

漫画、アニメ、特撮、音楽、小説etc。。。サブカルや一部の娯楽に目を通すとそこには決して輝かしい、皆が楽しめるものや明るい作品などが少ないのである。

そう、90年代後半は最も暗かった時代でもあるのだ

90年代後半にこういったジャンルを好んで見ていた、読んでいた、聞いていた人達はもしかするとピンときているかもしれない。

僕は昔からあの頃に暗い作品が多い理由として所謂世紀末という実体のない事実というものがあると思っていたがどうやらそれだけではないみたいだなとも感じてきている。

 

やはり一つの原因としてはエヴァンゲリオンが入ってくるだろう。影響を受けた受けなかった関係なしに作品が出た後の空気感にはどことなくこの作品がちらつくことがある。この作品が残した功績の一つに哲学、意味深なものがある雰囲気をだす、ファンがそれぞれの考えを交換し合うような場を創り上げたというものがある。エヴァンゲリオンの前からもそういったものはあったのだが(特に小説やSF映画についてのファン交流場というもの)ネットというものがお金のあるオタクたちの中で栄えてきたこともあり掲示板などで実際に合わずとも互いの考え、意見を話し合えるようになったのだ。

さらにはスポンサーなどがこぞってエヴァンゲリオンのようにしていれば売れると思い込みあらゆる作品に勘違いのようなものを起こしてしまったのもある。

 

エヴァンゲリオン以降のアニメ、漫画、ゲームにおける90年代後半の空気は極端に分かれていた。

これでもかというぐらいにSFや哲学を盛り込み、さらに作品全体の空気が重く、しっかりとしたハッピーエンドが少ない作品。

もう一つが秋葉原、オタク、オマージュ、萌えを意図的にジャンルとして成立させる作品。この二つである。どちらとも00年代前半まで尾を引いていることが共通だ。

 

まず前者の方なのだが、こちらはネット社会、テクノロジーの発達に伴いでてきた作品であったり、エヴァンゲリオンを少なからずとも意識し創り上げられたものなどがある。

こういった作品は後にセカイ系と呼ばれるようになり00年代初頭に爆発的に流行るようになる。セカイ系とは、主人公(ぼく)とヒロイン(きみ)を中心とした小さな関係性(「きみとぼく」)の問題が、具体的な中間項を挟むことなく、「世界の危機」「この世の終わり」などといった抽象的な大問題に直結する作品群のこと」である

セカイ系 - Wikipedia より

前者の説明として代表例としては【Serial experiments lain】、【今、そこにいる僕】、【無限のリヴァイアス】などがある。

詳細についてはそれぞれ自分で検索をして調べてほしいのだが、とにかくこのような暗く、SFが絡んでいるアニメが多かった。

 

後者の方はとにかく秋葉原という街、そしてオタク文化(まだアンダーグラウンドだった)を焦点としたもので、こちらは比較的明るい作品が前者と比べれば多い方である。

代表例は【アキハバラ電脳組】、【デ・ジ・キャラット】などがある。

明るい何も考えずに見れる今でいう日常系、萌え系のような作品はこのようなものであった。しかしアニメ全体の中でこのようなジャンルを占める割合はまだ少なく、市民権を今ほどは得ていなかった。

 

話を戻そう。アニメに関してはこのような背景があり90年代後半は暗い、決して明るいものばかりであって輝かしい年代とは言えないと僕は思っている。

当時僕が見ていた作品などが暗いものばかりだからそう感じているのかもしれない、それでもやはりどこかあの時代の独特の空気を忘れることができないままなのだ。

 

初心者にも優しいロックミュージック達

まず記念すべき1回目は初心者にも聞きやすいロックミュージックについての紹介をしたいと思います

 初心者にも聞きやすいロックといえば初期ビートルズ

中期以降は少し色々と聞きこんでからのほうが楽しめるバンドとなってしまうけど初期はキャッチーでいてどこかで一回は聞いたことある曲ばかりなのでオススメです。

www.youtube.com

The Beatles - Help! [Blackpool Night Out, ABC Theatre, Blackpool, United Kingdom] - YouTube

The Beatles - I Want To Hold your Hand [HD] - YouTube

上記3つは特に聞きやすいと思うのでぜひ!

 二つ目はBon Jovi

こちらもキャッチーな曲が多く、ハードロックやメタル入門でもあるのでオススメです。

彼らは親日家としても有名で、昔からよく来日してくれたりしています。

商業ロックと言われたり良く批判の対象にもなったりしていますが僕個人としてはそんなことはねのけてしまうほどの曲のクオリティだと思っているので偏見なしにとりあえず聞いてみてほしいです。

www.youtube.com

Bon Jovi - It's My Life - YouTube

Bon Jovi - Have A Nice Day - YouTube

今も現役で活動しているのでこれから新作も出すかもしれません。

どの時代でも変わらないキャッチーなロックは人々を虜にし続けています。

 3つ目は邦楽から、KANA-BOON

最近のバンド、ロックとは、ギターサウンドを知りたいのならばまず聞いてほしいです。

ドラムの裏打ち(ツチツチツチとなっている音)が心地良く、ポップな曲が多いので入門として十分なバンドだと思います。

 

www.youtube.com

www.youtube.com

2010年代の邦楽シーンを代表するバンドだと思うのでとりあえず聞いてみてください!かっこいいなーと思えたらここから邦楽のバンドを色々と聞きまくってください!

 

他にも入門としてはB'z、DOESなどが邦楽の中では聞きやすく入門に向いてるかと思います。ロックは奥が深いです。というか音楽は奥が深いので気に入ったバンドや曲ができたらそこからどんどん掘り下げていって色々な作品と出会ってほしいなと思っております。

個人的にはいきなり洋楽ばかり!!というよりも邦楽をある程度聞いてからのほうが現代的で適した入り方なのではとも感じていたり。